振り込め詐欺とは?オレオレ詐欺など特殊詐欺の種類と対処法のまとめ
振り込め詐欺とは?オレオレ詐欺など特殊詐欺の種類と対処法のまとめ
振り込め詐欺の種類、手口、対処法のまとめです。
振り込め詐欺の現状
よくTVや新聞のニュースで取り上げられるのが、振り込め詐欺です。
振り込め詐欺とは、「オレオレ詐欺」、「架空請求詐欺」、「融資保証金詐欺」、「還付金詐欺」の総称です。
特にこれらの詐欺は近年多発しています。
これらの詐欺は特殊詐欺とも言われ、2018年で判明しているだけでもその被害額は356億円にも及びます。
参考記事:特殊詐欺被害356億円=昨年、4年連続減-「なお高水準」・警察庁
被害総額、認知件数共に減少傾向にありますが、被害額は一日約1億円と依然として高水準です。
銀行からの振り込みだけでなく、エクスパック、バイク便を利用するケースも見られます。
もし電話などで「振り込み」を求められたら、すぐに家族、友人・知人、警察に相談しましょう。
振り込め詐欺の4類型
①オレオレ詐欺とは
親族、警察官、弁護士などを装って電話をかけ、交通事故の示談金や会社のお金を横領した為の補填金などを振り込ませようとします。振り込まずに警察に確認したり、親族、知人に相談するようにして下さい。
【被害者の特徴】被害者の6割は60歳以上の女性
例:息子を装った詐欺師からの電話「会社の金を使い込んでしまった。監査があるので、今日中にお金を用意しないと会社をクビになってしまう。」
【対処法】電話を切った後、振り込みをせず、家族、知人、警察に相談しましょう。
②架空請求詐欺とは
債権回収団体、官公庁、企業などを装って、有料サイト利用金や工事費用など、架空の事実を口実にした請求書を送付、連絡先へ電話すると指定口座への現金を振り込ませます。利用したことのない請求元は無視しましょう。ただし裁判所が発信元になっている場合は裁判所の電話番号を調べて、必ず確認するようにして下さい。
【被害者の特徴】被害者の3割は30代以下の男女
例:ハガキの内容「有料サイトの利用料が未払いです。支払いが滞ると裁判になりますので、至急振り込んでください。」
【対処法】利用した覚えがない請求書に対しては、振り込み、連絡ともに必要ありません。
③融資保証金詐欺
実際は融資するつもりはないのに、低金利で有利な条件で融資する旨のハガキや電子メールなどを送ります。申込者に対して、保証金として現金を振り込ませます。正規の金融業者は、融資前に保証金などの振り込みを求めることはありません。
【被害者の特徴】男性40~50歳代、女性30~40歳代が中心
例:詐欺師からの電話「90日間無利息で、固定金利は0.8%、審査なし無担保で融資します。多重債務の方でも大丈夫です。」
【対処法】保証金を請求されたら、警察か消費者センターに相談しましょう。
④還付金等詐欺
税務署や社会保険事務所などの職員を名乗り、税金などの還付金や返戻金名目で税金を還付する手続きであるかのように装い、銀行のATMへ誘導します。誘導後はスマホなどでATMの操作を指示し、犯人の口座へ現金を振り込ませようとします。
還付金、払戻金に対して、ATMの操作を指示することはありません。
【被害者の特徴】被害者の約5割が60歳以上の女性
例:「高齢者医療保証金の還付の手続きをします。ATMに通帳を入れた後××して下さい。」
【対処法】ATMを操作を支持して税金を還付することはありません。
※振り込め詐欺に対しては、警察は積極的に動いてくれます。それは特殊詐欺で現行犯逮捕が可能だからです。